平成19年度より本学においてホスピタル・プレイ・スペシャリスト（以下、HPS）の養成が始まりましたが、本プロジェクトの発展とHPSの教育にとって実習教育の意義とその充実はきわめて重要だと考えています。そのため、本プロジェクトにかかわっている実習指導者のために、今回、英国HPS実習を企画しました。 HPS誕生の国であり、小児医療チームの一員としてHPSの存在が定着している英国において、HPSの用いる技術を実習という形で学ぶことにより、日本の小児医療におけるHPSの役割をより鮮明にイメージすることが出来ると考えました。 言葉の壁などいくつかの課題はありましたが、全員が学びの多い英国実習を経験することが出来ました。その経験を踏まえて今後の実習教育およびHPSの発展に尽くして行きたいと考えています。

KINGSTON HOSPITAL NHS TRUST（英国ロンドン）
実習指導責任者　HPS　ノーマ・ジュンタイ

Royal Hospital for Sick Children（英国エディンバラ）
実習指導責任者　HPS　フランシス・バーバラ

Great Ormond Street Hospital for children NHS Trust（英国ロンドン）
実習指導責任者　HPS　ジェニファー・ダイヤー

・日常の遊びを含むプレイルームでの実習
・疾患別の子どもに対する対応について学ぶ
・プレパレーション、ディストラクションの実習
・きょうだい、家族支援について学ぶ
・専門多職種チームの連携 について学ぶ