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ホスピタル・プレイ・スペシャリストとは?

  Hospital Play Specialist(以下、HPS)は、遊び(ホスピタル・プレイ)を用いて、医療環境をチャイルドフレンドリーなものにし、病児や障がい児が医療とのかかわり経験を肯定的に捉えられるようにするため、小児医療チームの一員として働く専門職です。
  HPSの専門教育は1960年代に英国ではじまり、現在ではニュージーランド、オーストラリア、香港において国の文化や状況にあった養成がおこなわれています。 日本では、平成19年度に静岡県立大学短期大学部が文部科学省の委託を受けHPSの養成を開始し、3か年の委託期間終了後は社会人専門講座として継続して実施しています。

ホスピタル・プレイとは?

  1. 医学的な治療を受けるこどもたちや障害を持つこどもたちにとって必要不可欠な、こどもゆえ必要な遊びの活動
  2. 医学とかかわりをもつこどもたちが、その経験を肯定的なものとして受け止められるよう、こどもの人格を守り、安心感や信頼感を作り出すための遊びの活動
  3. こどもを治療する大人が、こどもの情緒を理解するために必要な媒体としての遊びの活動
  4. ともすれば命を保障するためという大義の下に、阻害される可能性のあるこども自身の権利を擁護するための遊びの活動

HPSがいる病院のプレイルームの風景の画像

<HPSがいる病院のプレイルームの風景>
子どもがわくわくするような環境づくりも
HPSの役割です。
子どもが遊んでいないプレイルームは
プレイルームとは呼べません!

HPSのミッション

  1. 医療にかかわるすべてのこどもたちに対し、遊びの力を届けます。
  2. 遊びの持つ癒す力を用いて、医療とかかわるすべてのこどもを応援します。
  3. こども自身のセルフ・コントロール感が損なわれないよう、遊びを用いて治療に対する心の準備を行います。
  4. 治療場面においてこどもが不必要な痛みや恐怖を感じないよう、遊びを用いて支援します。
  5. 治療後に医療に対する肯定感が持てるよう、術後や処置後の遊びを支援します。
  6. プレイ・プログラムをつくり、個別に遊びの支援が必要なこどもを支えます。
  7. 治療するこどものきょうだいたちが取り残される気持ちにならないよう、きょうだいに対し遊びを用いた支援を行います。
  8. 小児医療チームの一員として、遊びを用いてこどもの治療に貢献します。
  9. 医療とかかわるこどもたちが自己肯定感を失うことなく社会の一員として活躍できるよう、将来を見通した遊びの支援を行います。
  10. 遊びの価値を広く伝えます。

初めてのシャボン玉遊びの画像

<初めてのシャボン玉遊び。お母さんと一緒。>
私、いくらでも遊べるよ!

大人は、こども期の経験を積み上げて大人になります。
こども期に何をどのように経験するかという問題は、
大人になってからの人生に深く影響を与える問題なのです。
病気や障害をもつこどもたちも決して例外ではありません。
むしろ、医療とかかわるこどもたちの気持ちに、
もっと注意が払われるべきではないでしょうか?

医療は生きることを支える大切な活動です。
だからこそ、医療とかかわるこどもたちが、
医療から「やさしさ」を感じることは、とても大切なことです。
やさしさは人に対する信頼を生み、
人に対する信頼を持ったこどもは「共にいよう」とするからです。

こどもが医療からやさしさを感じるためには、3つの活動が必要です。

治すこと 看ること 聴くこと

HPSはこどもの声を聴くために遊びを用います。
HPSはこどもの声に応えるために遊びを用います。
HPSはこどもの声を届けるために遊びを用います。

 

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