● 平成23年2月19日(土) |
9:30―9:35
開 会 |
静岡県立大学短期大学部部長 田中丸治宣
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9:35―9:45
挨 拶 |
静岡県立大学短期大学部学長 木苗直秀 |
”遊びの持つチカラと価値を語ろう”―すべてのこどものために、すべてはこどものために―。遊びを感覚としてだけで捉えるのではなく、実際に体験することでその価値を実感することができます。本日は、ご来場いただいた皆様にとって、充実した1日となるように願っています。
今回、本学セミナー&ワークショップにご後援を頂いた、地方独立行政法人静岡県立病院機構様、社会福祉法人静岡県社会福祉協議会様、社会福祉法人静岡市社会福祉協議会様に心から御礼を申し上げます。
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9:45―10:00
教育GP基調報告 |
静岡県立大学短期大学部准教授 松平千佳 |
本学では平成19年度より3年間、文部科学省学び直しニーズ対応教育推進プログラム委託事業として「離退職保育・看護資格保有者のキャリアアップのためのHPS養成教育事業」を実施し、62名のHPSを輩出してきた。本学修了生が様々な場で活躍している中、本学では新たに、平成21年度より文部科学省大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラムとして「体系的なHPS養成教育プログラムの開発」に取り組んでいます。
現在は、62名の修了生が応募から修了に至るまでの記録を分析し、HPS養成教育のカリキュラムを形作る作業を実施している。具体的には、HPSにとって必要な知識、態度・習慣、技能に係るキーワードを収集し、分析しています。
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10:00―12:00
産学連携による療養環境整備に関する報告 |
(1) あいち小児保健医療総合センター |
棚瀬 佳見 |
(2) 大阪発達総合療育センター |
市川 雅子・西尾恵美 |
(3) 静岡済生会総合病院 |
望月 ます美 |
(4) 聖隷浜松病院 |
小島 広江 |
(5) 静岡県立こども病院 |
寺田 智子・杉山全美・中山陽子
諏訪部和子・村上勝美 |
(6) 静岡県立総合病院 |
小長谷 秀子 |
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12:00〜13:00 |
休憩 |
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13:00―14:20
事例発表 |
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(1) 多職種と協働での退院支援 |
深井真由美 |
(2) 小児腎生検のためのプレパレーションについて |
杉山全美 |
(3) 心臓カテーテル検査プレパレーションツール |
田中久美子 |
(4) 都立小児総合医療センターにおけるHPS活動のはじまり |
豊田早苗 |
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14:35―16:15
ワークショップ |
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講師であるFrances Barbour氏は、HPSの養成に長年携わっており、スコットランドStevenson CollegeのHPS養成コース責任者を務めている。今回、『子どもにやさしい医療を提供するための方法』をテーマとして、子どもの気持ち(感情)に着目した医療の在り方が提案された。
まず、子どもとの良好なコミュニケーション形成を切り口とし、子どもが自然な状態で遊びに入れることが重要であると説明された。ここで言うコミュニケーションとは、言語を介したコミュニケーションだけに限らず、身振り手振りや顔の表情、さらには目の動き等が含まれていることを指摘された。
次に、その子どもの状態に合わせたコミュニケーションを取る方法として、キワニスドールやパペットを使った遊びによる方法、さらにはアート制作を通して子どもの状態を知る手掛かりを見つける方法が紹介された。
最後は、参加者が手作りのマスクを作成して、実際に自分の感情を相手へ伝えるワークショップが実施された。参加者の多くは、言語に依らずとも、簡単な材料と少しの工夫で自分の感情を実際に相手へと伝える手段があることに驚いた様子であった。
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14:35―16:15
ポスター |
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(1) SMAT型の子どもに対するHPS訪問支援活動報告 |
平野祐子 |
(2) HPSの遊び支援と障がい児の療養環境改善に向けた取り組み |
市川雅子・西尾恵美 |
(3) HPS養成講座を受講してからの1年間の取り組みと課題 |
入江慶太 |
(4) チャイルド・プラネット in NCU★ |
松井幸子・藤田えり |
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16:15―16:30
まとめと閉会 |
静岡県立大学短期大学部准教授 江原勝幸 |
実践研究を積み上げることの大切さ、そして研究会等の場でその成果を発表していくことの重要性に触れ、今回のセミナー&ワークショップをその礎として位置付けることが強調された。その一方で、調査や実験に基づく研究も大切であり、医療現場における研究倫理にも配慮しながら、着実にHPS研究を前進させていきたいとの決意が述べられた。
最後に、本セミナー&ワークショップの参加者に対して感謝が述べられ、引き続きHPSに対する理解と協力をお願いして終了した。
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