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平成19年8月1日付で文部科学省から採択され、静岡県立大学短期大学部は「離退職保育・看護資格保有者のキャリアアップのためのホスピタル・プレイ・スペシャリスト養成教育事業」を実施してきました。HPS発祥の地、英国における実習を通して小児医療チームの一員として活躍するHPSの役割を目の当たりにした私は、たちまちこの専門職に大きな魅力を感じました。「私たちは、病院におけるPLAYのスペシャリストなのよ」との紹介どおり、HPSは徹底して病児に有効な遊び支援を展開していました。その当時は、日本でHPS養成に着手できるなどと夢にも思っていませんでした。

しかし、文部科学省からプログラムが認められうれしいことに養成が始まったのです。
われわれ、HPS養成にかかわっている教員は、受講生との出会いに支えられていると感じています。受講生は、とても高い改革意識と、ホスピタル・プレイを学びたいという強い気持ちをもって遠くから来てくれます。実際、受講生から多くのことを私たちは学んでいます。お子さんを白血病で亡くされた保育士さんは、「なぜあの時すでにがんばっているわが子に『もっと頑張れ』としか言えなかったのだろう」と振り返っていました。その彼女も修了式の時には晴れやかに、「もう一度子どもたちと向き合うHPSの仕事がしたいと思うようになりました」と話してくれました。「自分は子どもの気持ちを十分に分かっていると自負していましたが、全然子どもの目線に立っていませんでした」と気持ちを打ち明けた看護師さんは、今自分の病院で、子どもを押さえつけたり拘束せずにデストラックションを使って行う採血の導入に懸命に取り組んでいます。ここまで来るには多くの課題にぶつかりましたが、この教育プログラムを必要としてくれている受講生との出会いに勇気づけられ、進んでこられたと感じています。

スタートから変わらぬ応援をしてくれる英国のHPS関連2団体にも心より感謝しています。「完璧な状態の始まりなどあるわけはない。でも、始めないと何も変わらない。だからあなたは日本におけるHPSの養成に着手しなければならない。」という言葉は、私にとって大きな励みになりました。2団体の会長とも、日本の文化に合った養成とHPSの在り方を模索しなければならないと、いつも助言してくれます。カナダでCLSの研修を受け入れてくれたリンダ・スキナーさんにも心より感謝しています。海外の関係者が「日本におけるホスピタル・プレイが発展するなら」という気持ちで見た
いもの、聞きたいこと、経験したいことをすべて見せようと努力する、分かち合いの精神にはいつも目を覚まさせられます。

これが専門職としてあるべき協働の姿であることを痛感しています。修了生にもなるべく多くの人と自分の実践を共有して、手を取り合って成長していってほしいと考えていますし、私たちも培ったノウハウは惜しみなくまわりに提供していきたいと考えています。

大変うれしいことに、今年度新たに「体系的なHPS養成教育プログラムの開発」が大学教育推進プログラムとして文部科学省に採択されました。さらにみなさんとともに努力し、ホスピタル・プレイの発展をめざしたいと思っています。

松平千佳
(静岡県立大学短期大学部准教授)

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