静岡県立大学短期大学部ではこのたび第1回ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)国際シンポジウムin JAPANを開催することになりました。HPSは英国で誕生し、小児医療において病児の治療や入院体験をプレイ(遊び)として支えることを目的としており、現在は英国を中心にニュージーランド、オーストラリア、香港などで活動している専門職です。
平成19年度に文部科学省が公募した、社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラムの委託業務において、本学が申請した「離退職保育・看護資格保有者のキャリアアップのためのHPS養成事業」が採択されました。現在までに専門的な講義や実習を通して48名がHPSプログラムを修了し、病院や障害児施設で活動しております。
静岡県立大学短期大学部
学長 木苗直秀
このたび本シンポジウムを通して、我が国の病院を取り巻く医療環境を諸外国と比較しつつ、HPSのあり方、有用性について意見交換することになりました。また、本学のHPS養成教育の修了生の活動状況についても報告させて頂くことになっております。
なお、平成21年度の文部科学省の大学教育推進プログラムとして新たに「体系的なHPS養成教育プログラムの開発」が採択されたところであります。
本シンポジウムにおいてHPS養成に関する現状を語り合い、さらに将来のあるべき姿を模索されることを期待しております。