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シンポジストのご紹介

天野 秀昭氏

天野 秀昭氏

1958年、東京都葛飾区生まれ。美術短大時代に造形教育のサークルで子どもと本格的に出会う。その後、自閉症児との出会いをきっかけに「遊びの世界」の奥深さを実感する。
1980年、開設されたばかりの日本初の民官協働による冒険遊び場『羽根木プレーパーク』で、一年間派遣ボランティアとして活動。翌年、住民運動によりプレーパーク初の有給プレーリーダーとなり、その後、地域住民と共に世田谷・駒沢・烏山の3プレーパークを開設する。
94年からは世田谷区内の子どもに関わる団体・個人のネットワークである『世田谷こどもいのちのネットワーク』を進めつつ、1998年には国内初の18歳までの子ども専用電話、『せたがやチャイルドライン』を開設。
子どもが遊ぶことの価値を社会的に高め、普及し、実践するための2つのNPO法人『日本冒険遊び場作り協会』(03年/元冒険遊び場情報室・99年)、『プレーパークせたがや』(05年)立ち上げの一員。両法人の理事を務めている。
2009年4月より大正大学に新設された「のびのびこどもプロダクトコース」内のサブコース『こども遊び創造』の特命教授となり、大学での取り組みとしては全国で初めての冒険遊び場のプレーリーダー養成に着手。

島田 律子氏

島田 律子氏

【略歴】
高校時代に1年間オーストラリアに留学。
帰国後国際線フライトアテンダントとして5年半勤務。
NTV系「恋のから騒ぎ」にレギュラー出演したことをきっかけにタレント活動を始める。
家族の絆、障害者福祉、命の大切さ、教育などについての講演を中心に、美容や健康など、幅広い分野の講演を行う。

日本酒造組合中央会承認「日本酒スタイリスト」としても全国で活動中。
ワインコーディネーター、利き酒師の資格も持つ。

【出版】

  • 「ひみつのスチュワーデス」(光進社)(H.10年3月出版)
  • 「35歳は、結婚適齢期」(アスコム)(H16.7月16日出版)
  • 「日本酒美人」(ぴあ)(H16.9月21日出版)
  • 「私はもう逃げない-自閉症の弟から教えられたこと-」(講談社)(H.13年11月22日出版)
  • 「私はもう逃げない-自閉症の弟から教えられたこと-」(講談社文庫)(H.20年4月15日出版)

文庫化

長嶋 正實氏

長嶋 正實氏

名古屋大学医学部卒、藤田保健衛生大学、社会保険中京病院などを経て、名古屋大学医
学部小児科講師、助教授。1997年愛知県衛生部技監としてあいち小児保健医療総合センター
設立の準備。2001年開設と同時に同センター長。
2008年3月定年退官。現在名誉センター長。
日本医療保育学会監事、日本子ども健康科学会理事長(子どもの心・体と環境を考える会)、
日本小児循環器学会名誉会員、NPO子ども健康フォーラム理事など

専門は小児科学、小児循環器学など

小児の理想的な療養環境を求めて努力している。発展途上国で保健医療調査および指導。
ケニアで「安全な血液確保」プロジェクトのチーフアドバイザー。国内ではJICAとともにアフリカ地域母子保健研修コーディネータなど。

武藤 香織氏

武藤 香織氏

1993年慶應義塾大学文学部卒業。1995年同大学院社会学研究科修了(社会学修士)。
1998年東京大学医学系研究科国際保健学専攻博士課程単位取得満期退学。2003年博士(保健学)取得。財団法人医療科学研究所研究員、米国ブラウン大学研究員、信州大学医学部保健学科講師を経て、2007年4月より現職。医科学研究所公共政策研究分野初代分野長。
2009年4月より医科学研究所研究倫理支援室室長を兼務。そのほか、NPO法人東京難病団体連絡協議会理事。
International Huntington Association理事、日本ハンチントン病ネットワーク理事。
生殖補助医療や生体臓器移植、遺伝性疾患など、家族と縁の深い医療に関する政策や難病当事者の生き方に関する研究を続けている。生体臓器移植や代理出産などの医療における社会調査のほか、ヒトゲノム解析研究や幹細胞研究の倫理的社会的法的問題に関する調査研究を通じて、患者主体の医学研究への関与の在り方について研究している。

Suzanne Storer氏

Suzanne Storer氏

1961年に保育士として働きはじめ、それ以来子どもを支援する仕事に従事しています。
1986年にレスター王立子ども病院でプレイ・サービス部のマネージャーとして着任し、病院で治療や処置を受ける子どもたちのよりよい環境づくりや福祉のため、プレイ・サービスを展開し、ホスピタル・プレイ・スペシャリストの教育を行っていました。
1998年、英国ホスピタル・プレイ・スタッフ教育財団の評議員となり、2004年には会長として選出されました。以来、会長として、このトラストの近代化に向けた改革やホスピタル・プレイ・スペシャリスト養成教育の新しいプログラムを開発してきました。
レスター王立こども病院で働いていた時の運営責任者として子どもたちの教育にもかかわった数々の思い出は、今でもたくさんよい思い出として残っています。英国ホスピタルプレイスタッフ協会(NAHPS)やAction for Sick Childrenの会員として、幅広く病児の福祉にかかわる活動をおこなっています。
全ての年齢の子どもたちの幸せを常に目標に、コミュニティにおいて、国内外において、子どもの教育と福祉のためにレスター国際ソロプティミストと協働し活動しています。

Andrea Mangione Standish氏

Andrea Mangione Standish氏

アンドレア・スタンディッシュは、認定チャイルド・ライフ・スペシャリストであり、チャイルド・ライフの養成者でもあります。病児とその家族の権利とニーズを擁護、教育、そして支援することを通して、希望と治癒力を増大させることを目標にしています。また、医療スタッフにチャイルドフレンドリー、またファミリーフレンドリーな対応方法について教育しています。子どもとその家族が治療や処置に対応できるように、サポート、教育、そしてリクリエーションのプログラムを計画し、実施しています。
アンドレアは、国際的なネットワーク作りにも貢献しており、このネットワークには、チャイルド・ライフ・スペシャリスト、ホスピタル・プレイ・スペシャリスト、大学教員、学生、NPOやNPOの代表者が加わっています。
チャイルド・ライフ・スペシャリストとして、ブラジル、ニカラグア、中国、ヨルダン、エジプト、ベトナム、ラオス、グルジア共和国、そして米国で数々のボランティア活動の経験も重ねてきました。
また、チャイルド・ライフ・スペシャリスト、ホスピタル・プレイ・スペシャリスト、医師、看護師、また他の医療スタッフを対象とした数多くの講演も行っております。米国だけではなく、台湾、ヨルダン、ニカラグア、ブラジル、イタリア、ニュージーランド、エジプト、イスラエル、グルジア共和国などで講演経験があります。

Marianne Kayes氏

Marianne Kayes氏

マリアンは、ニュージーランド認定のホスピタル・プレイ・スペシャリストであり、1980年代以来、ニュージーランドにおけるホスピタル・プレイ・プログラムの発展に貢献してきた教育者です。
初期においては地域グループの一員として、病院にいる子どもたちの権利擁護活動に力を注いでいましたが、その後、スターシップこども病院におけるホスピタル・プレイ・スペシャリストのチームマネージャーとして、またニュージーランド・ホスピタル・プレイ・スペシャ
リスト協会のプロジェクト・ディレクターなど様々な役職についてきました。また、この協会では指導者としての役割を果たしており、前会長でもあります。
チャイルド・ライフ・カウンシルの国際タスク・フォースでは、共同議長も務めました。小児医療の一環としてプレイ・プログラムが存在することの重要性や、入院している子ども達の教育の必要性を積極的にうったえる活動をしています。
マリアンはこれまでも数多くの国際的なワーキンググループに属してきましたが、現在は、ホスピタル・プレイ・スペシャリスト協会の代表として、政府の初等教育審議会に参加しています。最近の研究テーマは、新任のホスピタル・プレイ・スペシャリストに対するサポートと教育であり、マリアンはこのテーマで修士論文を作成しました。

Norma Jun-Tai氏

Norma Jun-Tai氏

子どもと関る仕事に就きたいと願っていた私は、保育所に勤める保育士としてキャリアの第1歩を歩み始めました。その後、学習障害を持つ成人や子どものための保育士として仕事を続けてきました。
1983年に、私はホスピタル・プレイ・スペシャリストとしてキングストン病院の小児科チームに加わりました。出産のためにわずかな休暇を取った以外は、2009年まで継続してキングストン病院で勤めてきました。1980年代後半に私は、地域に根ざした教育活動を行っているNESCOTカレッジから、ホスピタル・プレイ・スペシャリストを養成するコースの立ち上げに参加しないかと誘われました。コースを設置するためにカレッジ内に作られた特別調査委員会に私は加わり準備を進め、NESCOTカレッジは1990年に私を責任者としてホスピタル・プレイ・スペシャリストのコースの学生募集を始めました。

1990年以来、私は多くのホスピタル・プレイ・スペシャリストを養成してきました。実践だけではなく教育にも携わることができることは私にとって大きな喜びです。ホスピタル・プレイ・スペシャリストは、病児の肉体的と精神的な回復が同時におこなわれることを可能にする、小児医療過程における大事な役割を担っています。ホスピタル・プレイ・スペシャリストの援助や支援があるからこそ、子どもは入院や通院といった経験を人生におけるポジ
ティブな出来事の一つをして受け入れることができるようになると考えています。

Frances Barbour氏

Frances Barbour氏

フランシス・バーバラは、スコットランドのエディンバラにあるスティーブンソン・カレッジのホスピタル・プレイ・スペシャリスト養成コースの責任者です。これまで、一環してホスピタル・プレイ・スペシャリストの養成教育の向上に大きな力を注いできました。フランシス自身も1993年にホスピタル・プレイ・スペシャリストになるための教育を受け、Royal Hospital for Sick Children(こども病院)において、救急病棟や手術室など様々な部門でホスピタル・プレイ・スペシャリストとして働いた経験があります。スコットランドAction for Sick Children実行委員会委員やホスピタル・プレイ・スペシャリストExam Trustの教員代表も務めています。
また、スコットランドPlay Policy Forumのホスピタル・プレイ・スタッフ協会の代表も務めています。大変精力的に活動を継続している人物です。

松平 千佳

松平 千佳

大学時代より、ソーシャルワークに関心を持ち、人に対する援助や支援の方法などについて実践と研究をおこなってきた。ホスピタル・プレイ・スペシャリストに出会ってからは、PLAYの力をもっとストレートに社会に理解してもらいたい、「遊びは平和を創る」という働きを広めたいと考え、養成講座修了生の活躍に励まされながら、活動を進めている。今後も、さまざまな人々とつながりを持ちながら、ホスピタル・プレイ・スペシャリストに関する活動を広めていきたいと考えている。

修了生6名 プロフィール

小島 広江(HPS第1期生)

社会福祉法人 聖隷福祉事業団 総合病院聖隷浜松病院 勤務

膀胱造影検査に臨む子どもへの関わり

膀胱造影検査を控えている子どもへのプレパレーションを行いました。子どもが病気や検査内容などを理解し、検査の不安を取り除きリラックスした気持ちになり、徐々に検査に立ち向かおうとする気持ちを持つことができ、落ち着いて検査を受けることができました。プレパレーションの効果をまさしく医療スタッフに 実感してもらうことができた事例を報告します。

小長谷 秀子(HPS第1期生)

地方独立行政法人 静岡県立病院機構 静岡県立総合病院 勤務

子どもの採血によるストレスの軽減と心的外傷の防止に関する研究

静岡県立総合病院3B病棟は、約2年前より子ども中心の医療への取り組みを行なっています。医師・看護師・HPS・保護者(主に母親)がチームとなりタオル 等の抑制をしない採血処置、青年期の子どもに焦点をあてた術前プリパレーション、繰り返し手術入院を受ける子どもへの術前・術後のあそびの強化などです。 これらの支援はすべてチームで行なわれ支えられています。

諏訪部 和子(HPS第1期生)

地方独立行政法人 静岡県立病院機構 静岡県立こども病院 勤務

循環器病棟におけるHPSの試み

私はいま循環器病棟でホスピタル・プレイ・スペシャリストとして活動しています。病棟スタッフの理解と協力でより子どもたちに寄り添う活動ができるように、日々ともに検証を重ねています。私がHPSのアピールを始めて一年になります。この一年の歩みとこれからチーム医療の一員としてどのような活動ができるか考えていきたいと思います。

中山 陽子(HPS第1期生)

地方独立行政法人 静岡県立病院機構 静岡県立こども病院 勤務

あおちゃんへの関わりと家族支援

「ホスピタル・プレイ・スペシャリストとして、この病棟で自分が出来ることは何だろう」と常に考えながら活動しています。現在は、発達を考慮したプレイルームでの遊び、個別の遊び、ディストラ クション、プレパレーション、きょうだい支援を含めた家族支援等に取り組んでいます。子どもたちとのコミニケーションづくりを大切にして、小さな変化も見逃さな いように気をつけています。

望月 ます美(HPS第2期生)

社会福祉法人恩賜財団済生会支部 静岡県済生会 静岡済生会総合病院 勤務

HPSとしての第一歩

小児病棟や小児科外来で、子どもとその家族と関わっています。緊張や不安を軽減できるように、プレイルームやベッドサイドで遊びを提供したり、診察や処置、検査の際にはプレパレーションやディストラクションを行います。

後藤 和恵(HPS第2期生)

心身障害児総合医療療育センター 勤務

「ギプスカット処置を受ける患児へのプレパレーション・ディストラクションの有効性
―唾液アミラーゼ測定によるストレス判定を通してー」

病棟ではギプスや装具を履いて、車いすに乗ったパペット「いっくん」を使い、手術・処置などに向かう子どもたちに、少しでもそれらの経験を肯定できるよう支援を行っています。子どもとその家族を含め、どのような遊びや心の準備をしていくか皆で考え開発中です。子どもの反応からあそびを使った心の準備の重要性を痛感しています。また唾液アミラーゼによるストレス判定、行 動観察法やアンケートによるストレス緩和の方策について研究中です。
今回、プレパレーションとディストラクションを行い、ギプスカット処置を受けた患児へ、ストレス測定の結果等の一部を用いながら有効性を含め現状報告します。

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